Wapack Labsは、世界中で拡大し続けている「Daily Show」と名付けられたサイバー犯罪の組織的活動を追跡しています。
もともとは、海運・石油・ガス・石油化学、そして関連する製造業に対する犯罪活動でしたが、今や送金、電子商取引、物流分野にもその活動範囲が広がっています。
「Daily Show」という呼称は、ナイジェリア人のハッカーが最初に使用していたドメインが「Jon Stewart」の別名で登録されていたため、そのように呼ばれるようになりました。（※）
世界中のコンピュータに侵入するためにさまざまなマルウェアが使用され、ユーザー名、パスワード、積荷目録、税関書類、その他の重要な情報のすべてが盗まれました。
Wapack Labsは、「Daily Show」の活動に結びついていると思われる多数の組織活動を特定しました。
この活動によるコンピュータへの侵入行為は数百万件にものぼり、ヨーロッパ、中東、アフリカ、東南アジアを中心に世界のほぼすべての国で被害が出ています。
Webinarの最後に、参加者は「Daily Show」に関連する電子メールとアカウントの無料ブラックリストを受け取ることができますので、これらの不正なアカウントへの送受信をブロックすることができます。
（※「The Daily Show」は米国のテレビ番組でJon Stewartは1999年から2015年まで司会をつとめた） |